8/21 放送の『19番目のカルテ』第7話
師匠の赤池と徳重先生、
ふたりの関係性に踏み込む大事な1話
振り返ってまいりますー
ストーリー
出会い
7年前
赤池の”総合診療科”についての講義
総合診療の必要性を訴えるその赤池の想いとは裏腹に
生徒たちの興味は。。
赤池
(おい!聞いてんのか?)
(おい!こっちみろよ!)
視線の合わない講義室の中でひとり
真剣なまなざしで赤池を見つめていたのが徳重だった。
徳重
「僕は諦め方がわからないんです」
「知りたいんです。”人を見る”とは どういうことなのか」
赤池
「そうか、頑張れぇ」
夏休み
徳重は休みを取って
赤池の診療所がある島へ
「橋が架かるから」と
診療所を閉めると決めた赤池。
徳重は本心を何か隠しているような
師の振る舞いに何か引っかかっている様子。
修業時代、徳重も在籍したその診療所には
顔見知りの島民たちが顔を見せる。
この診療所での徳重との思い出話の中で当時学んだ教訓を振り返る。
赤池
「『患者は時に嘘をつく』勉強になったなぁ、あのときは」
徳重
「はい。」
留守番
徳重不在の”総合診療科”
留守を切り盛りするのは、もちろん滝野だ。
「手術に向けての不安感が強い患者さんのために」
と外科・康二郎からの要請を受ける。
その手術の執刀を担当することになったのは
滝野の同期であり、茶屋坂の直属の部下・戸田。
へなちょこpoint
初執刀ということで
さらに患者の不安の要因にもなりえる采配。
この執刀を提案したのも 康二郎先生!
期待して若手を推薦する。
少し前までの康二郎先生からは想像もできないような行動に
茶屋坂先生も驚愕。
とはいえ、
茶屋坂先生も戸田先生に執刀を任せるつもりではあったようなのだけれど。。
茶屋坂
「私が言おうと思ったの」
康二郎
「。。それは、申し訳ありませんでした」
この不器用に変わろうとしている感じが いい!!
怖い
デビュー戦に向けて
どれだけ準備しても不安がぬぐえない戸田。
同期の滝野に「怖い、逃げたくなる」と漏らす。
戸田が自身の不安とむきあう一方で、
滝野は患者さんの不安解消へと向き合う。
「精神科の視点からヒントを頂きたい」と
精神科の天白に助言を求める。
へなちょこpoint
天白先生がアドバイスを語る中で
柔道経験のある滝野に対して
天白先生 自身は空手の黒帯だと語るシーンが!
天白先生役の矢部太郎さんは
お笑い芸人でコンビ名が “カラテカ” なんです!
知ってました??
天白先生の空手・黒帯設定は
矢部さんシナジーの遊び心からくる設定なのか?
と思いきや、
少し調べてみた感じ、
原作の天白先生がそもそも空手・有段者みたい。
だからこれは、キャスティングの妙!
“カラテカ” のコンビ名で活動していて
優しそうで、無口そうで、空手・有段者なのが意外である
これだけの条件を揃いまくってる
奇跡のキャストだったってことですよね!w
問診
不安を抱え、総合診療科の診察室に出向いた患者さん。
そんな彼を迎えたのは
滝野、執刀医の戸田
彼をサポートする、茶屋坂に、康二郎。
徳重と出会って大なり小なり考え方の変わった彼らが
患者の不安の声を聴き、
向き合い、寄り添う。
彼らの言葉を受けて
患者さんは手術を受ける決意ができた。
海
赤池と徳重は
修業時代、
結果的に見送ることとなってしまった
患者さんのことについて思い出す。
徳重
「もっと話を聞けばよかった
もっと、話がしたかった」
そう語る徳重は
続けて
当時、赤池にかけられた言葉
“医者は求められなければ何もできない”
でも、
自分を訪ねてくれる人がいたら
誰が相手でも 否定をせず
じっと話を聞き 寄り添い 優しく包む
赤池
「徳重!
“この広い海のように なんでも受け止められる医者になれよ”」
それでも消えない不安
手術の日が迫る中で
どうしても不安が消えない戸田。
戸田
「こんな怖がっている医者に
患者さんの体をあずかる資格ないんじゃないかと。。」
康二郎
「よく、わかりません」
戸田
「。。」
康二郎
「『初めてだけど多分大丈夫です。』
そんな医師の方が私は、自分の体を預けたいとは思いません」
康二郎の嘘のない物言いだからこそ
支えとなるその言葉に覚悟が決まる。
手術当日、
“全身麻酔” に再び不安が掻き立てられる患者さんに
滝野は、麻酔科医の大須を
“麻酔のスペシャリスト”だからと太鼓判を押し
不安を取り除く。
手術室、
茶屋坂
「繊細に、でも、思いっきりやれ」
戸田
「はいっ!」
茶屋坂と康二郎の期待を胸に
“一人ではない”
そう思えた戸田は無事に手術を終え
同期3人での飲み会の席に現れる。
ラスト
帰りのフェリーに向かうため
診療所を後にしようとする徳重に
赤池
「持っていけ」
自身の仕事道具・聴診器を託す。
それを受けて徳重は
この数日、直接 言えずにいた
赤池に対する胸の引っかかりをぶつける。
今現在、
赤池の抱える病について。
徳重に、そのことを指摘された赤池は
徳重の診療を拒絶する。
そのまま赤池は徳重の目の前で意識を失う。
感想
やはり本作は
キャラクター、一人一人の描き方が素晴らしい。
ひとりずつ、1話ごとに消化してしまいがちなところを
そのキャラクターのメイン回後の、心境の変化からなる成長の姿を
複数同時並行でキレイにはめて描いてくる。
それが、病院内の医者側だけでなく
患者側までも流れの中に有効投入してくる。
今回のラストでも、
はじめてみんなが集う休憩所に康二郎先生がやってきたシーンに
第三話で康二郎が初めて向き合い
変わるきっかけとなった患者さんが
手術を乗り越えテレビ番組に復帰した様子が映し出される。
など、実に見事です!!
終わりに
え、次回、最終回?
まだ8話だよ?
早い、早すぎるよ、
短すぎるよ。。

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