9/7 放送の『19番目のカルテ』第8話
早すぎる、
あっという間の最終回!!
振り返ってまいります。。
ストーリー
バッド・キアリ症候群
魚虎病院に緊急搬送された赤池。
徳重の見立て通り
赤池の病名は“バッド・キアリ症候群”
“余命は1か月”
病状の説明をする徳重を制して
赤池
「総合診療医にとって一番堪えることは
患者が黙ることだよな?」
徳重
「…」
滝野
「何をおっしゃっているんですか?」
赤池
「俺は、これから、一言もしゃべらない」
そう言って赤池は、今後一切の診療を拒絶する。
それぞれの受け止め
赤池を”先輩”と慕う、医院長の北野。
そして、
総合診療科として徳重とともに
診療拒否中の赤池と向き合う滝野。
二人が事態を重く受け止め、眉間をこわばらせる中で
徳重はただ一人、
いつものように漂々と”のんき”な立ち振る舞い。
しかし、
そんな徳重を心配して、小児科・有松が声を掛ける。
有松
「大丈夫ですか?」
へなちょこpoint
この問いに徳重先生は
徳重
「大丈夫では、ないですよ。」
心の内をあっさり吐露する。
それがなんとも徳重先生らしいというか。。
キャラクターの作りこみが素晴らしい!
『医者は、求められないと 何もできない』
過去、赤池に言われたというこの言葉。
しかし、徳重は
『だからといって、立ち止まるわけにはいかない』
と、再び前を向く。
外来
総合診療科を必要としている患者は
赤池一人ではない。
彼らの診療を頼りにこの日、新たに訪ねてきたのは、
原因不明の咳に悩まされている女子高校生。
担当する滝野は
転科 以来 どこか気まずさの残る
古巣、整形の科長・成海に助言を求める。
助言を終えた成海が滝野に
成海
「あれ、なれたのか?
『なんでも治せるお医者さん』」
滝野が転科をするときに語った目標。
滝野
「まだまだ です」
申し訳なさそうにそう答える滝野に
成海
「”まだ”ってことは、いつかはなれるんだな?」
「がんばれよ」
そう声を掛けてくれる。
院長選
今後の魚虎の方針に大きく関わる医院長の座を争う
外科部長・東郷のかねてからの主張である
経営見直しを語った最終演説を聞いて
茶屋坂
「おもしろくなりそうもない。
だって、あまりにも正しい」
ぼそりと一言。
そこに待ったを掛けたのは 意外にも、
息子であり、一番の外科部長派だと思われた
康二郎だった。
選挙戦という公の場で康二郎が初めて見せた父への反発。
康二郎は父の発言を『何も間違っていない』としたうえで
康二郎
「そこからこぼれてしまった人たちを居なかったことにできますか?」
やさしさだけで医療は成り立たない、それは事実。
しかし、
康二郎
「やさしさをなくしてしまったら、僕たちは医者でいられない」
この康二郎の言葉に
小児科・有松は一人拍手を。
康二郎の生み出した流れが現院長・北野への追い風に。
結果、東郷の辞退により院長選は中止。
後日、
康二郎は院長の座を争って犬猿の仲と思われていた
父と院長のどこかなじみの深そうなやり取りを目撃する。
へなちょこpoint
赤池先生の後輩として、張られていた
院長と外科部長の関係性の伏線もここできっちり回収!
総合診療科 存続のかかった院長選
どうしても我々視聴者は院長目線で見守ってしまい
仇敵のようにすら感じてしまっていた東郷先生すら
院長選後の院長との意外にも和やかなやり取りで
他の先生方と同じく
魚虎の、ひいては今後の医療の形に
熱い思いを抱く医師の一人であることを感じさせてくれます!
求められていない診療
今だ口をつぐんだままの赤池と総合診療科にて向き合う徳重。
現在の進行具合では内科的アプローチは不可能。
残る選択肢は“肝移植”
親族のいない赤池に徳重が提案したのは
徳重
「僕が”ドナー”になります」
赤池が沈黙を貫いた入院期間中
徳重は、自身がドナーになるための
検査や必要書類などの準備をひそかに行っていたのだった。
この徳重からの提案に
赤池が重い口を開く
赤池
「俺にできることはもうない」
「生きてどうする?」
領域展開
赤池の口から
これまでの “総合診療” 立ち上げの苦労が語られる。
『途方もない夢』
そう表現する赤池。
赤池
「こんな話、お前にしたくなかった」
徳重の返答は、
徳重
「なぜ、諦めようとしているんですか?」
「総合診療科は ようやく始まったばかりじゃないですか」
「見届けましょうよ。
あなたが始めたことは、
正しかったのか。間違っていたのか」
「どちらの答えが出ても
同じ総合診療医として、僕は一緒に背負う覚悟でここに居ます」
「だから、これからも
あがいて、もがいて、眉間に山作って
生きていきましょうよ」
徳重、滝野
ふたりの総合診療医のまなざしに
赤池はようやく笑顔を見せる。
治療へ
魚虎病院、総力を結集し
徳重から赤池への“肝移植”が行われた。
時を同じくして 滝野は、
原因不明の咳に悩まされている女子高生への 診断結果 を告げる。
その診断は、“風邪”
「風邪なんかで。。」と申し訳なさそうな彼女に
滝野
「不安だったよね」
そう、滝野は総合診療の末、
他の病気でないことを突き止めた。
これにより安心して回復に向けて安静に過ごすことができる。
手術が無事終わり
ベットの上で目を覚ました二人は
赤池
「生きてるみたいだ」
徳重
「そうですね」
お互いに笑い合う。
ホッとした 徳重の目からは涙がこぼれた。
ラスト
その後の魚虎の様子が
それぞれの先生方の何気ないやり取りが
以前とは違った、前向きなやり取りに変わっている。
へなちょこpoint
これまで冒頭に会った
カメラ目線の視聴者へ向けた語り掛けが
最終回はラストに。
『総合診療科はまだ始まったばかり』
そう我々に語り掛けるのは徳重先生。
物語は徳重先生のこの言葉で締められます。
徳重
「総合診療科の徳重です。
今日はどうされました?」
『あなたの話を 聞かせてください』
感想
最終回、完璧だった!
文句なし!
8話という他のドラマより早めの最終回にもかかわらず
不足感を 一切 感じさせない見事な構成。
だって、この1話で
- 整形科長と滝野先生
- 拓くん(第2話登場)のその後
- 師への想いでつながる 徳重先生と康二郎先生
- 院長選
- 院長と外科部長
- 滝野先生の成長(女子高生)
- 赤池先生の過去
- 赤池先生の診療
- 徳重が(第1話登場)最初の患者さんと再会
これだけの要素 全部描き切ってるんだよ?
それも 一切 駆け足に感じさせることなく!
いやー、脱帽です。。
終わりに
とってもいい作品でした。
1話完結にしてしまわない作りは
今後のドラマの形にも新しい風を感じさせてくれました。
“総合診療科”と同じように
このやり方も広まっていくと
ドラマ好きとしては最高です。
『19番目のカルテ』素敵な作品でした。


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