国宝を見た

へなちょこさん

話題作。
前情報ほぼなしで見てきました。

面白かった。

3時間近い上映時間を聞いて尻込みしてしまっている方
見た方がいいですよ。
ドラマ好きなら特にね。

国宝はドラマだ”

と言っても過言ではないからです。

正確には本作はれっきとした映画ですが
ドラマにできるだけのボリュームがありました。

“アニメでは結構ありますが
1クールを1本の映画にしました”
のドラマ版。

へなちょこはそんな風に感じました。

ドラマ好きの皆さんには
『国宝』おすすめです!!

役者さんごとの感想

黒川想矢/喜久雄役

若かりし時代の主人公を演じたのが
『怪物』での怪演が記憶に新しい
期待の若手 黒川想矢 さん

本作では”女形”に才能を見出す主人公の喜久雄を堂々と演じ切っておられます。

『怪物』でも
幼いながら同棲愛に苦悩するという難しい役を完璧に演じていた黒川さん。

彼の危うい魅力のような”人(にん)”が
こういった役どころを惹き付けますよね〜

ほんとに彼の将来には期待しかありません。。

田中泯/万菊役

主人公が憧れる”女形”の第一人者役

80歳というご年齢でここまで女性らしさを表現できるものなのか。

作中で、
三浦貴大さんが思わず”ばぁさん”と言ってしまうのも
頷けるほどの女性ぶりでしたね~

今期のドラマ
『19番目のカルテ』でも主人公が目標とする医師役!

最初、同じ人だと一致しなかった
それほどに本作での印象は特別なものでした!

横浜流星/俊坊役

横浜さんもよかった。

本家の息子として
突如 現れてた”女形の天才”への想いの移り変わりが
細部まで伝わる演技だったと思います。

俊坊は、いわゆる”2世”の一面を持ち合わせながらも
根っこに”人の良さ”を持ち合わせているのが垣間見える良いキャラでした。

だって、突然やってきた喜久雄と仲良くなれるんだもん。
跡継ぎを脅かす存在なのにだよ?すごいことだよ。

ネタバレ注意             
後に、父の代役に喜久雄が選ばれたとき
その代役を見事に演じた喜久雄を見て。。
                   

これらのシーンでの俊坊の感情表現が素晴らしかったと思います!

吉沢亮/喜久雄役

間違いなく、本作のMVP吉沢亮さんですよね~

冷静に、“女形の天才”を演じるハードルをもろともしないことの凄さ。

天才役者を演じる、しかも歌舞伎というまったく異なる畑のさらに性別すら超える役。

横浜流星さんにも共通することですが
ふたりの”女形の発声”に鳥肌するほど衝撃を受けました。

へなちょこは
歌舞伎というもの自体に触れてこなかったからこその衝撃もあったと思いますが

どうなんだろう、
歌舞伎に精通した方、歌舞伎をたくさん見てこられてた方が見ても
本作の役者さんの演技は素晴らしいものだったんじゃないかな?

まとめ

メインキャストにプロの歌舞伎役者さんを入れていないのは
きっと敢えてなんだろうなと思います。

本作で初めて歌舞伎の演技に挑戦する役者さんたちとの
バランスを考えて

本作におけるプロの役割を 敢えて
演技指導、演出に留めたのではないかと推測します。

その采配が見事にはまっていたんだと思うし
初挑戦であろう”歌舞伎”をやってのけた
俳優陣には脱帽です。

いや~
ドラマ化ないかな?笑
してほしいけどな。

3時間に収まりきらなかった
細かい描写をドラマで堪能したいな~

ここまでの大変な役作りだと
“ドラマ化のために 再集結して取り直し”
ってことはないだろうから

映画と並行して撮影していなければ
ドラマ化の希望は薄いのかな~笑

コロナ化の『鬼滅の刃』の興行収入を越えたりすればあるは。。

でもなぁー
はじめてレイトショーで見たんだけど

『国宝』レイトショーにしては人多いんじゃないかな
と思ったけど
同じ時間に上映してた
鬼滅の新作はさらに人多かったんだよな~笑

とにかく
『国宝』おすすめです!

ドラマ好きには至高の一作だと思いますよ。

以上
へなちょこでした。

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