アンナチュラル

ドラマ

あらすじ

日本では
Unnatural Death=不自然死

の八割以上が解剖されないまま

適当な死因が付けられている。

そんな状況を変えるために誕生したのが

不自然死究明研究所、

通称UDIラボ。

全国初の死因究明に特化した研究所。

UDIラボを舞台に不自然死の死因究明に立ち向かう法医解剖医を描く!

登場人物/キャスト

三澄 ミコト (33)

演/石原 さとみ

UDIラボの法医解剖医。

中堂 系 (41)

演/井浦 新

UDIラボの法医解剖医

久部 六郎 (26)

演/窪田 正孝

バイトとして雇われた医大生の新人。

東海林 夕 (35)

演/市川 実日子

三澄班の臨床検査技師。

神倉 保夫 (55)

演/松重 豊

UDIラボの所長

坂本 誠 (50)

演/飯尾 和樹(ずん)

中堂班の臨床検査技師

木林 南雲 (28)

演/竜星 涼

「UDIラボ」に出入りするフォレスト葬儀社の社員

主題歌

米津玄師「Lemon」

ストーリー

ep1 「名前のない毒」

この日も死因の究明の依頼が。

フォレスト葬儀社の木林(竜星涼)によってご遺体が運ばれてくる。

一人暮らしで突然死した息子の死因に納得がいかないと持ち込まれた今回のご遺体は、

保存状態が悪く、みなが顔を見合せるなか所長の神倉(松重豊)はどちらの班が解剖を担当するか尋ねる。

この問いを受け中堂(井浦新)は黙って立ち去ろうとする。

中堂を逃がすまいと三澄ミコト(石原さとみ)は、
じゃんけん、あみだくじ、サイコロ、コイントス、を提案する。

しかし中堂は一切その提案に乗らない。

三澄
「私はただ公平に決めたらどうかと」

中堂
「俺に実績で並んだら、公平に決めてやるよ」

中堂の実績は3,000件超。

対して三澄の実績は約1,500件。

三澄
「すいません。並ぶ気配もなくて」

神倉
「三澄さんもその歳にしてはすごいよ~」

東海林(市川実日子)
「ですよね~」

解剖は三澄班で行うことに。

今回のご遺体は一人暮らしの部屋で倒れたままなくなっており、

現場の状況から事件性がないと判断され、医者が最も書きやすい死因”虚血性心疾患”と診断されていた。

久部(窪田正孝)
「解剖しないで(死因)わかるんですか?」

遺体の発見場所が解剖ができる医大から遠い、

近くに医大があっても諸葛との仲が悪くて頼めない、etc…

大小様々な要因がかけ合わさって解剖率には恐ろしいほどの地域格差が生まれている。

木林
「うっかり死ぬときは場所を選ばないといけませんね。」

神倉
「うっかりじゃ選べないでしょ!」

wwwwwwwww

初めて解剖を目の当たりにした久部はグロッキー状態に。

解剖によって毒物の可能性が見えてくる。

亡くなられた方の周りでも突然死が発生しており、

同じく事件性がなく解剖されずにいる事実が発覚。

連続毒殺事件かも?

東海林
「この世で最も恐ろしい毒ってなんだかわかる?」

”名前のない毒”

毒物は現存する毒の成分と比較することでしか
検出することができないため、

未知の毒物はだれにも検出することができないのだ。

仕事で薬品研究を行っている故人の恋人、

彼女が毒物を使用して二人を殺したのかもしれないと目をつけるも空振り。

故人は死ぬ少し前、サウジアラビアに出張していたことがわかり、

彼が買ってきたお土産を口にしたことで突然死が起こった?

まれな偶然でも毒殺でもない。

死因は

“MARSコロナウィルス”

へなちょこpoint
2018にコロナウィルスを題材にたった一話で描き切っていたなんて!
第1話から破格のスケールで駆け抜けるとんでもないロケットスタートです。

残された謎
三澄には無理心中の過去が?
久部は三澄について調査する為にUDUに?

ep2「死にたがりの手紙」

一軒家四人の練炭自殺。

死んでた全員が赤の他人。

解剖の結果4人中3人は一酸化炭素中毒。

しかし、最後の一人の死因は

凍死。

胃の中から

ユキオトコノ イ

                  タスケテ花

凍死する寸前に自分で飲み込んだダイイングメッセージが。

三澄(石原さとみ)
「無理心中って呼び方やめませんか」

無理心中なんて呼ぶのは日本だけ、

正しくは、

murder Suicide =殺人とそれに伴う犯人の自殺

単なる身勝手な人殺し。

解剖の結果は、体内に残った一酸化炭素の濃度が1人だけ少ない。

集団自殺に見せかけるため

遺体を運んだ真犯人がいる?

この情報を警察に伝えたが

警察は真犯人を追わない。

神倉(松重豊)
「見なかったことにしたんじゃないかな」

三澄
「生きてる時も助けられずに死んでからも見なかったことにするんですか?」

納得の行かない様子の三澄。

三澄
「久部くん。温泉行こっか、2人で」

久部(窪田正孝)
「水着、持ってないんですけど」

三澄
「え、なんで水着?」

遺体に付着していた、塩の成分、胃の内容物から殺害されたであろう地域が割り出される。

そこで見つけた冷凍トラックで

ダイイングメッセージの欠片を発見。

ユキオトコノ  イエ

                   タスケテ花イル。

ダイイングメッセージはもう1人の被害者の存在を伝えるためのもの。

この冷凍トラックに閉じ込められていたのは2人?

その時、犯人によってトラックの扉が閉められ、三澄と久部は閉じ込められてしまった。

犯人は2人を乗せたトラックを湖に落とした。

助けを求めて掛けた電話、出たのは中堂(井浦新)。

浸水するトラックの中でその水質の情報を伝え、場所の特定を求める。

三澄
「人間は意外としぶとい」

へなちょこpoint
窮地の中、三澄の口から幼少期に受けた無理心中について語られる。
無事に救出された三澄が中堂さんに感謝を伝えるんだけど、
中堂
「感謝してるなら、話しかけるな」
「バカが。」
と一蹴されちゃうんですね~
ドS中堂、最高です笑

ラスト
久部をUDIに送り込んだのはマスコミ記者であることが明かされる。

ep3「予定外の証人」

神倉(松重豊)に過去UDIで解剖されたご遺体の代理承認を頼まれる三澄(石原さとみ)。

裁判に出たことの無い三澄は中堂(井浦新)の方が適任なんではないかと申し出るが、

中堂は坂本(ずん飯尾)に訴訟を起こされているので出廷出来ないとこと。

裁判当日、検察の指示の通り証言を終えた三澄(石原さとみ)だった。

しかし、その後傍聴席にて裁判を見守る中で自分の証言に矛盾が生じる証拠を発見し、その場で証言を撤回することに。

この三澄の予想外の行動に検察は怪訝な表情を見せる。

三澄の発言を受けて容疑者は無罪を主張。

三澄は検察側の承認から一転して、弁護側の使用人へと移り変わることに。

その後の裁判で検察側は三澄が若い女性であることを経験不足の誤審として責める。

検事の女は感情的になりやすいという煽りに

三澄は法廷の場で感情的に応戦してしまう。

時を同じくして坂本との訴訟も進む。

三澄
「中堂さん、相当感じ悪いですよ」

中堂
「信じ難い」

中堂は全く自覚していなかったようだ。

容疑者の無実証明のため、三澄は自分が坂本の訴訟に協力する代わりに中堂に出廷を求める。

中堂が代理で証言することで検察側の若い女ということでの攻撃を回避できる。

態度が悪いながらも中堂はこの役目を完璧にこなし、事件の真相へと導いた。

へなちょこpoint
ここまでツン、ツン、ツンばかりだった中堂さんのデレ(?)、可愛気がチラ見えする中堂ファン必見の1話!

残された謎
検察と中堂に面識が?
フォレスト葬儀社と中堂の繋がりとは?

ep4「 誰がために働く」

UDIラボに三澄(石原さとみ)の母が依頼を持って訪れる。

死因は単独の自損事故。

ブレーキ痕がなかったことで居眠り運転の可能性が高い。

過労の疑いがかかるが、会社の方は全面否定。

弁護士である三澄の母は被害者遺族の弁護を担当している。

今回の解剖で交通事故の責任の所在を明らかにする。

神倉(松重豊)
「言うとおりに鑑定書かけなんて脅されたら困るでしょう」

東海林(市川実日子)
「法医学者自身が殺人犯だったら、自分の犯罪の証拠を完璧に隠せる」

久部(窪田正孝)
「完全犯罪!」

神倉
「滅多なこと言わないで下さい」

解剖室に、謎の脅迫文が。

「お前のしたことは消えない
                                 裁きを受けろ」

前日の見学会で解剖室に侵入した人間がいる?

解剖室で見つかった脅迫状、

東海林、神倉、三澄、中堂(井浦新)、それぞれに心当たりが。

しかし、中堂は過去にも脅迫文を何度も受け取っているという。

解剖の結果から、無くなる30日程前に出来た外傷により事故が起こったことがわかった。

被害者遺族に事故の原因を報告に行く三澄親子。

そこで、息子が書いた未来の夢の作文を見せられる。

そこには

「お父さんみたいになりたくない」

とだけ書かれており、その後ぐちゃぐちゃにして捨てられていたのだとか。

これ以上、裁判を続けたらまた父が悪く言われてしまい、息子が傷つくからと争う意志を失っている様子だ。

30日前、故人になにがあったのかが事件の鍵を握っている。

バイクに残った傷跡から、事件現場にはご当地マンホールがあったことがわかった。

社長に背いて工場を停止した職員達が総動員で事故現場を特定。

へなちょこpoint
皮肉にも故人の過労の原因となった商品名が「しあわせの蜂蜜ケーキ」
息子が父を思ってお店に石を投げるシーンは
なんとも言えない切なさがあります。。

ラスト
三澄「中堂さんは誰を殺したんですか?」

中堂の経歴を知るであろう神倉に問う。

8年前に殺された一人の女性。

中堂はそのご遺体の解剖を行った。

神倉「そのご遺体は、中堂さんの恋人だった」

残された謎
中堂は殺人の容疑で逮捕されていた?
フォレスト葬儀社が中堂に伝えた
「赤い金魚」とは?
解剖室の脅迫文の犯人は?

ep5「死の報復」

中堂(井浦新)の恋人を殺した犯人は捕まっておらず。

犯人逮捕の為、中堂は恋人と同じ特徴をもつご遺体をUDIラボで探しているのだ。

その特徴というのが、口の中に残った「赤い金魚」のような模様である。

いつものように依頼のあったご遺体の解剖解剖を行う三澄班。

神倉(松重豊)
「三澄さんいま死体損壊罪になってます。」

三澄(石原さとみ)
「え?」

なんとそのご遺体は依頼者がご遺族から盗み出したご遺体だったのだ。

恋人の自殺に納得がいかなった依頼人は遺体の強奪に踏み切ったそう。

正式な依頼でないためご遺体は遺族へ返すことになったのだが、中堂はご遺体の一部を勝手に保管。

三澄
「中堂さんは個別の案件に深入りするタイプじゃないと思っていました。」

中堂
「永遠に答えの出ない問いに、一生向き合い続けなければならない」

自身の境遇と重ね、中堂は依頼人の気持ちを尊重する。

三澄もまた自身の境遇と重ねるのであった。

中堂、三澄のふたりで極秘に調査する。

夜通し作業した結果、自殺発見者の証言に矛盾が生じていることがわかった。

中堂はいち早く依頼人に検査の結果を伝えた。

結果を聞いた依頼人は、その足で葬儀場へ行き、真犯人を刺した。

駆けつけた三澄と久部(窪田正孝)が説得を試みるが、

依頼人は止まらなかった。

三澄
「どうして、止めなかったんですか」

中堂
「殺す奴は、殺される覚悟をするべきだ」
「思いを遂げられて本望だろう」

三澄
「納得出来ません。」

犯人は一命を取り留めた。

事情聴取を終えた三澄はその事実に安堵する。

へなちょこpoint
犯人の命が無事であることを知った久部くんの
「よかった、鈴木さんに人なんて殺して欲しくない。」
このセリフには心が “ぐっ”としました。

三澄と入れ違いに中堂が事情聴取に向かう。

三澄
「UDIラボをやめてください」

中堂
「誰になんと言われようと、辞める気は無い」

三澄
「だったら、永遠の問いに決着つけましょうよ」
「同情なんてしない、絶対に」

ep6「友達じゃない」

電話で泣いているのを聞いて駆けつけた久部(窪田正孝)。

その久部の優しさに、三澄(石原さとみ)は「そのままでいてくれ」と声をかける。

流れの中で久部は三澄を下の名前の「ミコトさん」と呼べる権利を手に入れる。

東海林(市川実日子)は気晴らしにと三澄を異性間交流会に誘うも、いつものように断られ、ひとりで向かうことに。

翌朝、見覚えのないホテルで目覚めた東海林は隣で男がなくなっていることに気づく。

すぐに駆けつけた三澄は、なにがあったのかその一部始終を東海林に訪ねる。

しかし、東海林は何も覚えていないという。

東海林は薬で眠らされてホテルに連れ込まれた。

三澄の所見で死因は窒息死。

遅れて訪れた解剖室のベットには、異性間交流会には不参加だった東海林の本命男性が。

同じジムに通う東海林の知り合い2人が同じ死因で同日亡くなった。

警察の調べで、東海林本命の男性は過去にも連れ込んだ男とグルになって犯行に及んでいたらしい。

三澄と久部は、東海林を連れ込んだ男の解剖結果を聞くために、以前UDIラボに務めていた坂本(ずん飯尾)の元を訪れる。

そこで、警察が東海林を容疑者として捜査を進めていることが分かる。

中堂の助言で自白の強要を避けるためにも容疑が晴れるまで逃げるという選択を取ることに。

死因につながっている可能性がある、ジムで使用されているバイタル管理端末を調査する。

被害者のバイタル管理端末に改造が施されており感電から引き起こされた窒息死であることがわかった。

4人組で詐欺を働いていた被害者2人は儲けを独り占めしようとしたジムの経営者によって殺害された。

事件の真相を突き止めた三澄と東海林は次に殺害されるであろう詐欺仲間を救うためフォレスト葬儀社の車を走らせる。

間一髪で命を救った2人は、飲みへと向かうのだった。

久部に詐欺グループの情報を与えたマスコミ記者。

解剖室に脅迫文はその男の指示だったことが発覚する。

へなちょこpoint
過去の境遇から誰にも心を開けずにいたミコトが、
東海林という存在がどれほど大切なものかに気が付くという大切な1話!

残された謎
久部がUDIラボに送られたその理由は、中堂と三澄、ふたりに起因している?

ep7「殺人遊戯」

8年前の事件、中堂(井浦新)の恋人が殺害された事件の真相を追うマスコミ記者。

UDIラボとマスコミ記者との間で揺れる久部(窪田正孝)。

三澄(石原さとみ)は弟が務める学習塾の生徒が法医学に興味があると聞き会いに出向く。

しかし、生徒の目的は三澄を殺人生配信に誘い出す為の罠だった。

犯人の生徒は「既に殺害した人物の死因を三澄に当てろ、外したらもう1人殺す」そう言って勝負を仕掛けてくる。

中堂
「乗るな、ガキの遊びに付き合ってられるか」

三澄
「わかった、あなたの勝負に乗った。」

映像を通して見聞を行う。

犯人の生徒は視聴者が増える事にヒントを与えると言う。

弟とともに学校を訪ねた三澄は犯人の生徒と被害者の接点を探る。

犯人は配信場所と殺害現場は別だと話していたため、久部、東海林(市川実日子)も協力し現場の特定を図る。

備品倉庫に血痕着いたマットを見つける。

配信の視聴者が3万人を超えたことで犯人からヒントとして傷口が映される。

このヒントから一見、刺殺で決まりに思えるが、遺体に残った打撲痕から三澄は犯人の意図を汲み取る。

三澄は殺害現場の状況、犯人からのヒント、クラス内の人間関係から死因を確定させた。

三澄の回答は「刃物による自殺」

これは法医学者としての見解。

三澄
「法医学的には自殺、でも私は殺されたんだと思う。」
「法律では捌けない、いじめという名の殺人」

真相が明らかになった犯人は、

自身の正体を明かすし、自殺しようとする。

もう1人殺す。それは自身のこと。

三澄
「あなたが死んで何になるの?」
「あなたの痛みは決して彼らに届かない」
「あなたの人生はあなたのものだよ」

三澄のこの言葉を受けて、配信が終了した。

血痕を辿って配信場所を特定した中堂、久部、東海林の3人。

中堂
「許されるように生きろ」

中堂は犯人の自殺を止めた。

事件を終え一息ついた三澄に中堂が写真を手渡す。

そこに写っているのは「赤い金魚」

中堂
「協力しろ。散々協力させられた。少しは返せ」

三澄
「了解」

中堂は三澄に事件の真相解明の為、協力を要請する。

へなちょこpoint
中堂さんのツンデレに戸惑いながらも少し嬉しそうなミコトちゃんがなんともいい〜!

坂本が担当する解剖のご遺体に「赤い金魚」が見つかる。

ep8「遥かなる我が家」

火事の発生により10名の焼死体の調査法解剖を行う。

ヘルプとして坂本(ずん飯尾)がやってくる。

坂本
「頼まれて、クソ仕方なく、クソいやいや参りました笑」

火災状況から放火の疑いが。

中堂(井浦新)
「放火なら他殺体が紛れ込んでいるかもな」

久部(窪田正孝)
「殺人を隠すための放火?!」

解剖の結果、焼死前に後頭部を殴られていた人物が。

しかし、致命傷ではなくあくまで死因は焼死。

そのほかの痕跡から火災時縛られていた可能性も見えてきた。

同じ火災の生存者と思わしき人物が発見される。

11人目のその男が放火の犯人説が濃厚か。

生存者の入院している病院に捜査協力を依頼したところ、教授が来訪するとのこと。

やってきたのは久部の父だった。

久部の父は息子の解雇を要求。

久部
「法医学者だって立派な医者です」

久部父
「死体をいくら調べても生き返らせることは出来ない」

そう言ってUDIラボを去っていく。

その後、久部は飲みの席で父との確執を三澄(石原さとみ)に吐露するのだった。

久部
「六郎のろくは、ろくでもないのろく。」

三澄

「認めさせるか、法医学で」

生存者の衣服に付着していた血液が、後頭部を殴られた焼死体のものだと判明。

事件性を含んだこのご遺体以外は身元が判明。

中堂から、神倉(松重豊)がUDIラボに掛ける思いが語られる。

神倉(松重豊)
「ご遺体を帰すべき所へ帰してあげるのも法医学の仕事です」

三澄が、内視鏡手術の跡と診断していたものが銃創だと発覚。

これにより、最後の一人の身元が判明。

へなちょこpoint
恋人の事件について語る中での
「会いたいって想いが死者に合わせるなら、俺は想いが足りないんだな」
中堂のこのセリフが胸に刺さる。。

火災の捜査は急転、

放火ではなく発火による火災出会ったか事がわかった。

遺体に残ったロープのあとも、事件性から来るものではなく、救出の為に使用したロープの跡。

真相が見えてきたことで久部は神倉の元へ走る。

消防局に火災現場の写真を見せて貰えないか頼んで欲しいと願い出る。

久部
「ろくでもない息子を生き返らせることはできないけど、バチで死んだって思われたままじゃ…」

久部のその思いは神倉の思いと共鳴した。

後頭部の外傷の謎が明らかになった。

火災時に起きるバックドラフト現象によって外傷を負った。

そんな傷を抱えた状態でありながら救出活動を行っていた。

久部の活躍により、ろくでもない息子の死の真相を両親に伝えることができた。

今回の火事をきっかけに久部は自身の父親と向き合うことが出来た。

久部は出版社と決別する。

残された謎
マスコミが六郎に渡そうとしていたものとは?
新たな事件のご遺体に「赤い金魚」が。

ep9「敵の姿」

「赤い金魚」

同じ鉄を踏まないためにも、執刀するのは三澄(石原さとみ)でないといけない。

三澄
「犯人を今度こそ見つけましょう」

感情的になっている中堂(井浦新)を説得する。

「赤い金魚」の正体は口の中に押し込まれた動物用のおもちゃのボール。

犯人は猿轡の代わりにボールを押し込んでいる?

過去に中堂が見つけていた「赤い金魚」のご遺体も含め、警察は本件との関連性を認めず単独事件として捜査するようだ。

UDIラボの不正献金疑惑の記事、出資元によりねじ伏せられたと、古巣の記者が久部(窪田正孝)を訪ねてくる。

中堂の恋人の事件を追う記者からの久部へのお使いを渡しにやってきた。

そこにはその記者が書いた若い女性が被害者の事件が。

中堂の恋人の事件と、今回の事件とも繋がりがあるのか?

検査の結果、ご遺体からボツリヌス菌が発見された。

死因はボツリヌス菌の中毒死?

犯人への糸口が掴めず焦りを見せる中堂。

恋人との思い出、そして解剖室での恋人の姿を思い出していた。

じっとしていられない中堂は殺害現場に忍び込み証拠を探す。

そこへしっかり警察に許可を得て三澄も現れる。

ふたりで現場を調べた結果、蟻の不審死を発見する。

発見された蟻は蟻酸を出さない蟻、なのにも関わらず蟻酸が発生していた。

蟻の死因はホルムアルデヒド。

つまりホルマリン。

犯人はホルマリンを点滴で投与することで殺害していた。

ホルマリンは普段から解剖に用いられるため検出されなかった。

記者から久部に手渡された中にあった絵。

それは中堂の恋人が描いたもので、それを持っているのは犯人以外有り得ない。

記者はその絵を以前の火事で生き残った男から手に入れていた。

その事実を知った中堂はひとり犯人の元へ走る。

遅れて、久部、そして警察、が駆けつける。

しかし、犯人は自ら警察へ出頭。

ep10「旅の終わり」

AからZの殺害方法で26人の殺害を行っている。

しかしそのどれも証拠はなく、犯人は殺害について否認している。

死体損壊、死体遺棄だけで逃げ切ろうとしている。

三澄(石原さとみ)
「殺人で裁けない」

中堂(井浦新)の恋人の事件を追っていた記者は犯人にたどり着いていたにもかかわらず記事にするために泳がせていた。

以前、三澄が相対した検事が今回は味方に着くことに。

犯人側はボツリヌス菌の発見を逆手にとって三澄の言う死因を否定してくる。

これを受けて検事はボツリヌス菌の記載を無くすように三澄に指示してくる。

犯人がボツリヌス菌について知っていたことを疑問視したことで、久部(窪田正孝)が出版社と繋がっていたことが明らかになってしまう。

結果的に久部の存在が中堂がずっと追ってきた犯人逮捕の足を引っ張る形となってしまった。

その事実を誠心誠意謝罪し、その後に久部はUDIラボを離れる。

中堂は三澄にボツリヌス菌の記載を削除した鑑定書を手渡す。

三澄は事実を曲げる選択を取れずに頭を悩ませる。

中堂はフォレスト葬儀社の木林(竜星涼)を訪ね、遺体の搬送を依頼する。

木林
「ご遺体は?」

中堂
「まだ生きてる」

神倉(松重豊)は三澄に重い判断を背負わせることをせず、自身の判断で正しい鑑定書を検察に提出。

遺族のプライバシーを侵害した続報記事の抗議に出向いた久部は中堂の恋人その父と遭遇し、UDIラボへと連れてくる。

恋人の父から中堂への思いを聞く三澄たち、そこへ中堂からの入電。

その電話で中堂は三澄に退職届を神倉に渡すよう指示を出す。

中堂は今回の記事を書いた記者の元へ突撃する。

三澄は中堂を止めるため、久部とともに中堂を探す。

記者に毒物を注射し、解毒薬と引き換えに取引を持ちかける。

中堂の恋人を殺した犯人を真犯人として書かない記者に、犯人の証拠を出すよう迫る。

記者は証拠として犯人が被害者の口に詰めていたボールを差し出す。

しかし、その証拠は硫酸に浸かっておりDNAの検出がかなわない。

解毒薬を飲んだ記者が苦しみ出す。

中堂が打った注射はただの麻酔薬で、むしろ解毒薬と語った方が毒物だったのだ。

毒物がなにか分からないと処置の仕様がない。

三澄は中堂に使用した毒物が何かを訪ねる。

三澄
「中堂さんが(不条理に)負けるのなんて見たくないんです。」
「私を絶望させないでください」

危険をかえりみず毒物を口にした久部が、その毒物の名を言い当てる。

ふたりの必死の訴えに、中堂は本当の解毒薬を手渡すのだった。

中堂の恋人の父は、アメリカのテネシー州在住。

中堂の恋人は火葬ではなく土葬されている為、遺体はまだ存在する。

進歩した技術で再度遺体を調べることが出来る。

三澄の手で8年越しの再解剖が行われる。

結果、歯の裏側から犯人のDNAが新たに検出された。

公判にて三澄の煽りに乗った犯人は自供した。

犯人を泳がせて記事にした記者も殺人幇助で逮捕された。

これより、中堂の永遠かと思われた問いは終わりを迎えた。

坂本(ずん飯尾)がもどってきて過去の盛り上がりを見せるUDIラボのメンバー。

そこへ神倉がバイト希望だという学生を連れてくる。

久部
「『法医学は未来のための仕事』いずれ自分も胸を張ってそう言えるようになりたいです。」

神倉
「どうでしょう。なかなか見どころのある新人だと思いますけど」

東海林(市川実日子)
「どうかな〜、へっぽこだし」

三澄
「以外と優秀かもよ」

今日も解剖は立て込んでいる。

中堂
「早く行くぞ、クソが」

記録補助の欄に久部ネームプレートが貼られる。

END

登場する検事や、毒物の名前、事件の犯人、犯人の落とし方など過去の回で登場したものばかり、その最終回でのつなげ方、組み込み方がなんとも美しく素晴らしい!

それぞれのキャラクターをこれまでにないほど感じられるラストは、視聴者の心を物語が終わる悲しさでいっぱいにしてくれます。

スタッフ

脚本

野木亜紀子
(『逃げるは恥だが役に立つ』『重版出来!』『空飛ぶ広報室』ほか)

音楽

得田真裕

法医学監修

上村公一 鵜沼香奈(東京医科歯科大学)

プロデューサー

新井順子 植田博樹(TBSテレビ)

演出

塚原あゆ子 竹村謙太郎 村尾嘉昭

概要

放送時期:2018年1月~

放送枠:金曜 22:00 ~

放送局:TBS

視聴方法

Netflix
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石原さとみ主演。「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明する法医学ミステリー。
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関連リンク

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TBS「金曜ドラマ『アンナチュラル』」公式サイト

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